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第6回「住まいの防災講座」 ーー在宅避難のために、誰でもできる「日常備蓄」とは?

災害が起こった時の準備はできていますか?「非常用持ち出し袋には何を入れる?」「ライフラインが止まった時の備えは?」「備蓄は何をどれくらいしたらいい?」についてご紹介します。

地震や台風、大雨、大雪など、いつ起きるかわからない自然災害。パナソニックビルダーズグループでは、災害に遭っても住み続けられる住まいづくりをめざしています。大地震から家族を守る構造や工夫のほか、停電時にも電気や水が使える「備える住まい」について紹介します。

 

index
1.  「在宅避難」知っていますか?
2. 在宅避難のための日常備蓄とは?
3. 日常備蓄のポイント
4. 在宅避難は家の安全性が確保できることが前提

防災知識クイズ
日常備蓄ってどういうこと?

①非常時に、食材などを探すのが大変だから、ストック品は極力減らしておくこと
②日常的に非常食などをチェックして消費期限切れを防ぐこと
③万が一の時、自宅で避難生活を送れるように食品などを多めにストックしておくこと

※クイズの答えは本文中にあります。

「在宅避難」知っていますか?

体育館避難所

地震や台風などの自然災害が発生したとき、避難所が開設されることがあります。家の耐震性が心配だったり、土砂崩れなどの危険があったり、自宅にいることが危ない場合には、「非常用持ち出し袋」を持って非難が必要です。

しかし、避難所はたくさんの人が集まる場所。慣れない共同生活など、環境の変化で体調を崩すことも…。特に子どもや高齢者には負担が大きいかもしれません。自宅の安全性が確保される場合には、自宅で避難生活を送る「在宅避難」という方法があります。

余震による倒壊の危険がない、生活できる状態にある、食べ物や水などの備蓄がある、トイレが使える状況にあるなどの場合には、「在宅避難」ができるかもしれません。

在宅避難のための日常備蓄とは?

水ローリングストック

在宅避難をするためには、ライフラインが使えない状態でも1週間程度は暮らせるように備えておきたいもの。

普段から災害時に備えて食べ物や飲み物、生活用品の備蓄をしておきましょう。おすすめは「日常備蓄」。少し多めに食品や生活用品を買い置きして、古いものから使い、使った分を補充することで、常に備蓄ができている状態にします。

災害用として保存する食品や水にも消費期限があります。定期的にチェックするのがいいとはいえ、非常食として保管している場合、忘れずにチェックするのは難しいもの。日常備蓄なら、普段の生活の延長線上に備蓄品があるので、いざという時にも日常生活に近い生活を送ることができます。

【防災知識クイズの答え…③】

万が一の時に自宅で避難生活を送れるように、普段利用する食材などを多めにストックしておくことをおすすめしています。

日常備蓄のポイント

①食料品

缶詰備蓄乾パン冷蔵庫も食料品の備蓄庫と言えます。災害時には冷蔵庫や冷凍庫のものを食べることで、数日はしのげます。冷凍したパンや自然解凍で食べられる冷凍食品など、少し余裕をもって保存しておくと安心です。

冷蔵庫の食品がなくなったら、買い置きしている缶詰やカップ麺、レトルト食品を。これらの長期保存ができるものは、普段から少し多めに買い置きしておきましょう。

 

②水

飲料水備蓄断水になったときに困るのが、水。飲み水はペットボトルの水やウォーターサーバーなどの水を備蓄しておきます。生活用水は、常にお風呂の水を張っておくと非常時に利用できます※。エコキュートを利用している場合には、タンクの水を非常用水として使うこともできます。

※ 不慮の事故防止の観点から、小さい子どもがいる家庭では浴槽に水はためないようにしましょう。

 

③生活用品

トイレットぺーバーティッシュ備蓄災害時に使える生活用品もストックしておきましょう。例えば、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、懐中電灯・乾電池、ビニール袋、食品包装用ラップ、常備薬のほか、ウェットティッシュや防寒用に使い捨てカイロなどもあると便利。

女性や子どもは、生理用品や紙オムツ、離乳食、粉ミルク、ほ乳瓶なども必要。熊本地震では液体ミルクが便利と注目を集めました。

カセットコンロとガスボンベは、電気やガスが止まった時にお湯を沸かしたり、食事を作るときに必要。できれば日常使いしながら、ガスボンベは一定量を保管しておきます。

④非常用グッズ

懐中電灯、簡易トイレ、充電式等のラジオ、携帯電話の充電器、軍手など、普段使わないものは、災害に備えて準備しておきます。定期的に使えるかのチェックが必要です。

 

在宅避難は家の安全性が確保できることが前提

災害時に慣れた場所で生活できることは、何より安心感が得られます。ただし、「在宅避難」をするには、家の安全性が確保できることが条件です。

たとえば大規模地震が起きた際、自宅の耐震性に不安があると安心して在宅避難は出来ません。また、地震により家具が倒れたり、ガラス片が散乱していては安全に過ごすことは難しいかもしれません。

家具を固定したり、壁面収納にするなどで家具の転倒を防止、食器収納は耐震ロックが付いているものを選ぶなど、対策をしておくといざという時に安心です。

万が一の時に被害を最小限に抑え、その後も安心して住み続けられる「災害に負けない家」であれば安心して在宅避難ができます。
一棟一棟に「構造計算」を行い、地震だけでなく、厳しい気象条件にも負けない「テクノストラクチャー工法」で災害に備えた家づくりをおすすめします。

 

備蓄の量については、一例です。ご家族の人数や状況により異なるので、詳しくは下記サイトなどをご確認ください。

 

【参考サイト】
災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~(首相官邸ホームページ)

【ポイント】
●自宅が安全な場合には「在宅避難」という方法がある
●一週間は家で避難できるように備蓄を
●非常時のトイレの使い方を知っておく
●安心して在宅避難ができる家づくり