【第4回 冷蔵庫収納術】不要なポケットは外して使いやすく。「ドアポケット」収納
意外と使いづらい部分が多い冷蔵庫のドアポケット。ポイントはドアポケットを購入時のまま使わないことです。収納のプロ 高山一子さんに、ざっくりタイプときっちりタイプ別のドアポケット収納について、教えていただきました。
「ドアポケット」どこに何を収納する?
冷蔵室同様、ドアポケットの一番上は奥が見えづらいので、定番食材を入れます。ドアポケットには、たまごケースが設置されていることが多いのですが、調味料が多い方は、たまごは冷蔵室内に収納する方がドアポケットにしっかりとものがおさまります。また、ポケットはムリに全部使わず不要なポケットは外すことで背の高い調味料をまとめて収めることができるのでオススメです。
【ドアポケット収納の基本ルール】
・たまごは冷蔵室で収納
・上段は定番の調味料を入れる
上段
ドレッシングやソースなどの調味料、瓶もの、ご飯のおかずなど定番品
中段
削り節やゴマなど袋物
下段
家族の飲み物や使用頻度の高い調味料など
「ざっくり」タイプのドアポケット収納
【上段】
ざっくりタイプは、見えない位置にあるものは忘れてしまいがちなので、上段は定番の調味料を入れます。詰め込みすぎると見えなくなるので、把握できる量を意識しましょう。
【中段】
削り節やゴマなど袋物は意外と場所に困るものです。袋物は、中段に小さなブックエンドで仕切りながら、立てて収納すると取り出しやすくなります。
小袋のからしやわさび、チューブ類も冷蔵庫の中で迷子になりやすいので、透明のボックスにざっくり入れ、見失わないようにまとめて収納します。
【下段】
下段は前後に収納が分かれている場合、奥に背の高いものを置きます。手前の収納は取り出しやすい場所なので、子ども用の飲み物やよく使う調味料を収納します。
「きっちり」タイプのドアポケット収納
【上段】
使うとき、食べるときの段取りを大切にするきっちりタイプ。上段は、ざっくりタイプと同様に定番の調味料を配置します。使用頻度や目的別に指定席を決めていきます。
【中段】
袋物の食材は保存容器に移し替えて、使うときにサッと取り出せるようにしておくとベスト。ラベリングしておくと迷わず取り出せます。小袋のわさびや醤油は、専用ボックスに分けて保管します。
【下段】
マヨネーズやケチャップなどの調味料は、使うときに中身がすぐに出るようにキャプを下に向けて、倒れないようにケースに入れて収納します。ケースがあると指定席ができるので戻しやすくなります。
次回は、「野菜室収納」についてご紹介します。
SMART-WORKS主宰
収納コンサルタント/ライフオーガナイザー
一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会認定トレーナーとして活動するとともに、片づけ収納サービス、新築・リフォーム時の収納コンサルティング、収納や片付けの各種セミナー講師として活動。