【第5回 冷蔵庫収納術】重ねない、詰め込まない「野菜室」収納
葉ものや根菜、きのこ、フルーツなど野菜室にはいろいろな食材が集まってくるので、どこに何を入れるのかを決めるのが意外と難しいものです。
収納のプロ 高山一子さんに、ざっくりタイプときっちりタイプ別の野菜室収納について、教えていただきました。
「野菜室」どこに何を収納する?
深さがある野菜室は、どこに何を収納するのか迷いがち。賞味期限が短い野菜の鮮度を保ちながら上手に収納したいですね。
家族向けの大型の冷蔵庫の場合、基本は、上段の引き出し部分に柔らかいものや使いかけの野菜を入れます。葉ものや根菜は立てて保存したいので、深めの収納ケースを使います。ついつい上から入れてしまいがちな野菜室ですが、重ねない、詰め込まないことが基本です。
【野菜室収納の基本ルール】
・小さいものは上段へ
・下段は立てて収納
上段
やわらかいもの、使いかけの食材
下段
葉ものや根菜、大きい野菜、小麦粉などの粉ものなど
「ざっくり」タイプの野菜室収納
【上段】
使いかけの野菜など、ついつい存在を忘れてしまうことが多いざっくりタイプ。使いかけの野菜は入れる場所を決めておきましょう。
【下段】
細かく位置を決めるのがニガテなので、定番の野菜を入れるための収納用品だけを使用し、できるだけざっくりと収納できるように工夫します。葉ものや根菜は立てて収納したいので、収納ケースを配置し専用コーナーを作ります。キャベツなどの大きな野菜も専用のスペースを作ることで収納場所に困りません。細かく仕切ると片づけられないので、ケースはできるだけ少なめにします。
「きっちり」タイプの野菜室収納
【上段】
細かく仕切るのが得意なきっちりタイプは、野菜や果物のサイズに合わせたケースを使うと、在庫管理もラクにできて取り出しやすくなります。
引き出しの奥はデッドスペースになりがちなので、ケースを細かく使って、奥のものまで管理できるようにします。
【下段】
下段もケースを使って細かく分類を。手前に深めのケースを入れ、葉ものや根菜を収納。細かく仕切って使うことで引き出しを開閉しても中のものが移動しないので野菜の傷みを防ぎます。
次回は、「冷凍室収納」についてご紹介します。
SMART-WORKS主宰
収納コンサルタント/ライフオーガナイザー
一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会認定トレーナーとして活動するとともに、片づけ収納サービス、新築・リフォーム時の収納コンサルティング、収納や片付けの各種セミナー講師として活動。