【第6回 冷蔵庫収納術】立てる収納で迷子をなくす「冷凍室」
冷凍食品や作り置きのおかず、お肉など、保存したいものが多い冷凍室。特売の時にたくさん買ってきて冷凍しているという人も多いのでは。
ところがついつい詰め込みすぎて、奥の方にある食材を忘れてしまい賞味期限が切れていたということも…。
収納のプロ 高山一子さんに、ざっくりタイプときっちりタイプ別の冷凍室収納について、教えていただきました。
「冷凍室」どこに何を収納する?
上段にはご飯やパンなど、すぐに食べるものを冷凍。予定外で購入したものやすぐに冷凍したいものを入れられるようにフリースペースがあると便利です。
家族向けの大型の冷蔵庫の冷凍室は、下段は深さがあるので、食材を重ねて入れると何が入っているのかわからなくなります。食材は保存袋に入れて立てた状態の収納が基本。保存袋を使うときは中身がわかるように名前を書くなどの工夫をします。
【「冷凍室」収納の基本ルール】
・早めに食べきりたいものは上段へ
・下段は立てて収納できるものを
上段
お弁当のおかず、作り置きの食材
下段
肉、魚、冷凍食品など
「ざっくり」タイプの冷凍室収納
【上段】
ざっくりタイプは、全体を見渡す能力が高いので、見た目をわかりやすく収納します。上段の左側はパン、中央はすぐに使うもの、右側は予定外で購入したものなど、ざっくりと収納するもののエリアを分けておくとゴチャゴチャしません。
【下段】
全体を見渡せるように立てて収納するのがポイントです。肉、魚、冷凍食品などエリアをざっくり決められるように、大きめの収納用品を使用し、その中にできるだけ詰め込まないように収納します。
「きっちり」タイプの冷凍室収納
【上段】
ご飯やパン、下ごしらえした野菜、お弁当のおかずなど、きっちり分けて収納できるのがきっちりタイプ。
ご飯は容器に入れて、お弁当のおかずはタッパーにまとめるなど、見た目を美しく整えることで使いやすくなります。
【下段】
料理の時にサッと使いたいので、お肉は小分けにしてから保存袋に入れて、立てて収納します。タッパーや保存袋は、中に入っているものがわかるようにラベリングをすることで、さっと選ぶことができて探しやすくなります。マスキングテープを使うと、すぐに外せるので便利です。
自分の収納しやすい方法を選択
1~6回に分けて、冷蔵庫の収納術をご紹介しました。得意と感じる収納方法を取り入れることで、使いやすい冷蔵庫になります。ご自身がきっちりタイプでもご家族がざっくりタイプのこともあるので、家族が使う頻度が高い場所は、家族の収納タイプに合わせるのも一つの方法です。ご家族で使いやすい冷蔵庫収納を見つけてくださいね。
【第1回 】あなたは「ざっくり」「きっちり」?タイプ別の冷蔵庫収納術
【第2回 】冷蔵庫の片づけを始める前にしたいこと
【第3回 】基本ルールを守ると「冷蔵室」はスッキリ
【第4回 】不要なポケットは外して使いやすく。「ドアポケット」収納
【第5回 】重ねない、詰め込まない「野菜室」収納
SMART-WORKS主宰
収納コンサルタント/ライフオーガナイザー
一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会認定トレーナーとして活動するとともに、片づけ収納サービス、新築・リフォーム時の収納コンサルティング、収納や片付けの各種セミナー講師として活動。