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カーテン選び。ポイントを知って満足度アップ!

色や柄、素材など、たくさんの種類があって悩むカーテン選び。広い面積を占めるカーテンは、部屋全体の印象を左右します。新築などの際、部屋に合ったカーテンや家具選びなどの依頼も多いというインテリアコーディネーターのMAKOさんに、カーテン選びのポイントをお聞きしました。

point
1.カーテンと家具の色をリンクさせて広く見せる
2.「フロントレース」で柔らかさを演出
3.カーテンの「ひだ」を選んで、視線をさえぎる

カーテンと家具の色をリンクさせて広く見せる

カーテンの色選びでお悩みなら、「グラデーションで考えること」と、MAKOさん。カーテンの近くにあるラグと同じ色を選ぶのではなく、色の濃淡をつけるようにします。「例えばラグの色が濃いベージュなら、カーテンは少し薄い色のベージュにすると、メリハリがついて、単調になるのを防げますよ」。

MAKOさんのお宅では、ネイビーのダイニングチェアに合わせ、レースカーテンはネイビーの色が入っているものを選んでいます。カーテンとソファの色をリンクさせることで連続性が生まれ、部屋を広く見せる効果があるそうです。

また、MAKOさんのご自宅のリビングでは、コーナー部分の左側は腰高窓、右側は掃き出し窓になっていますが、カーテンの丈は、あえて腰高窓も掃き出し窓と同じ長さに揃えています。「窓のサイズに合わせてカーテンをつけると、腰高窓の下に壁面が見えてしまいバランスが悪くなってしまうんです。丈を揃えることでひとまとまりに見えてスッキリ見えますよ」

「フロントレース」で柔らかさを演出

最近、取り入れる人が増えている「フロントレース」。厚手のドレープカーテンとセットで設けられることの多いレースカーテンですが、これを窓側ではなく、室内側に設置するスタイルのことです。

レースの柄や素材感を楽しむことができ、カーテンを閉めた時も柔らかい印象に。部屋の中で大きな面積を占めるカーテンは、「フロントレース」にすることで、厚手のカーテンの存在感が抑えられスッキリして見えます。

「レースカーテンは白、と思っている人が多いのですが、ドレープカーテンの色柄に合わせてレースの柄を選んだり、例えばブルー系のカーテンの場合なら、レースカーテンはブルーが入っているオーガンジーのものを選ぶなど、レースのデザインで楽しんでもいいと思います。フロントレースにするなら、カーテンは単色、レースカーテンの方に柄のあるものを取り入れることで、模様がより映えてステキですよ」

カーテンの「ひだ」を選んで、視線をさえぎる

リビングなど、外からの目が気になる場所に使われる、ミラー効果のある機能性カーテン。便利だけど、種類が少なくて…と残念に思う方も多いようです。

そんな方にMAKOさんがオススメしているのが「レースカーテンにボリュームを持たせる方法」です。

カーテンのひだ(上部のつまんだ部分)の仕上げは、2つ山、3つ山、フラットなどがあります。既製品のカーテンでよく使われるのは、2つ山です。3つ山になると布の量を2倍使うので、高級感のある仕上がりになります。フラットタイプは、カーテンの柄を魅せたい時、格子柄などひだがあるとキレイに見えない生地の時に使います。

「人の目が気になる場所のレースカーテンは、ひだをスカートのウエストのようにぎゅっと絞ったデザインの『ギャザープリーツ』にすることで、カーテンにボリュームが出て、外から見えにくくすることができます」と、MAKOさん。

ひだが増えると使う生地の量が増えるので金額は高くなりますが、部屋の大部分を占めるカーテンだから、色柄にこだわって選びたいですね。

 

次回は、「キッズスペースがあってもオシャレなリビングの作り方」について紹介します。

取材協力
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Profile
MAKO(まこ/小島真子)さん
株式会社Laugh style
代表取締役/インテリアコーディネーター
モデルハウス・モデルルーム、個人宅のインテリアコーディネートのほか、セミナー講師、コラムの執筆など、幅広く活躍中。テレビや雑誌の取材も多数。
https://www.laugh-style.jp/