「壁」と「タテ使い」がポイント!ワンランク上の空間づくり
自宅をオシャレでカッコいい雰囲気にしたい!という方にぜひチャレンジしてもらいたいのが「壁の活用」「空間のタテ使い」。インテリアコーディネイターのMAKOさんに、ワンランク上の空間づくりのコツをお聞きしました。
point
1.壁を使ってオシャレに
2.タテ使いで空間にリズムが生まれる
3.壁にフェイクグリーンを飾ってオシャレ度アップ!
壁を使ってオシャレに
「簡単にオシャレな空間にしたいなら、おススメは大きめのアートを飾ること」と、MAKOさん。
アート作品でなくても、ポスターやファブリックパネルでもOK。壁に飾ることで空間のポイントになり、目を引きます。小さい額をたくさん飾る手法もありますが、配置のバランスが難しいだけでなく、よほど洗練された空間でないと、飾ったものが埋もれてしまうことも。「大きめのアートを1点飾るだけで、手軽にオシャレな空間になりますよ」
タテ使いで空間にリズムが生まれる
観葉植物や小物をディスプレイするとき、置くだけ、並べるだけになっていませんか?「空間を横でなく、縦に使うことを意識して」と、MAKOさん。
カーテンレールや天井など、上から観葉植物を吊るすことで、葉が風に揺らぎ、動きが生まれます。垂れ下がるタイプの植物なら、葉の縦ライン効果で空間の高さを感じられるようになります。
また、小物をディスプレイするときは、高さの変化を意識すると、空間にリズムが生まれ、オシャレに見せることができますよ。
「たとえば、棚の上に小物を配置する時は、三角形のまとまりを意識してディスプレイします。このディスプレイでは、三角形が左右に2つあるイメージです。フェイクグリーンで動きを出し、キャンドルスタンドの下に本を敷いて高さを出しています」
今でも、オシャレなお店のディスプレイを見て勉強しているというMAKOさん。小物は、ひとつのお店でまとめて買ったり、どうやってディスプレイをするか考えてから買うことが多いそうです。そうすれば、家に帰ってからディスプレイに悩むことがありませんね。
壁にフェイクグリーンを飾ってオシャレ度アップ!
「立体感があるものを壁に飾ると一気にオシャレな空間になりますよ」。ご自宅のトイレに飾っているフェイクグリーンも、実は100円均一のボックスとフェイクグリーンを使ってMAKOさんが作ったもの。100円均一のモノを使っても安く見えない工夫があるのだとか。コツをお聞きしました。
【100円均一グッズを使ったフェイクグリーンの作り方】
①ボックスを2個貼り合わせる。
②ブラウンに塗装する。
③給水スポンジをボックスに入れてボンドで貼りつける。
④給水スポンジの上から、フェイクグリーンを挿す。挿す前にだいたいの配置を決めておく。
「今回はボックスを2個くっつけて使うことでサイズを変えました。これが安っぽさを生まないポイントです。見慣れているサイズのものだと100円均一のだとわかってしまいます。ボックスの色は、オークなどの薄い色は基本的にナチュラルや軽快なイメージが強く、合わせるものによってや安っぽく見えるので、濃いブラウンに塗装しています。
フェイクグリーンもできるだけ濃い色味のものを選べば、安っぽくみえません。さらに、フェイクグリーンの挿し方は、左上に挿したら、次は同じものを右下…というように対角線上に挿していくことで、バランスよくなります。同じ色ばかりだと単調になるので、紫の実など、濃い色を入れることで全体が引き締まります」
置いても飾ってもオシャレなフェイクグリーン。本物のグリーンを飾れないという方にもいいですね。
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MAKOさんは、さまざまな小物を手作りされています。
▶旅行に行ったときに拾った貝を入れて作った「ハーバリウム」(右から2番目のボトル)
▶めいごさんと一緒に作ったというウェルカムフラッグとボトル
次回は、「ポイントを知って満足度アップ!のカーテン選び」について紹介します。
株式会社Laugh style
代表取締役/インテリアコーディネーター
モデルハウス・モデルルーム、個人宅のインテリアコーディネートのほか、セミナー講師、コラムの執筆など、幅広く活躍中。テレビや雑誌の取材も多数。
https://www.laugh-style.jp/