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第3回 オシャレに飾るポイント

キッチン

店舗ディスプレイの仕事をされていたみつまともこさん。自宅でモノを飾る時のオシャレにみせるテクニックについてお話を伺いました。

飾る時に意識するといいポイント

飾るモノと場所が決まったら、次はオシャレに飾りたいですね。ポイントを紹介します。

高低差を意識した三角形

飾り付け
ディスプレイの王道テクニックと言われるのが三角形を意識して飾ること。飾るモノの高低差を意識します。高さのあるモノを1つ入れたり、高さが出るように飾るモノの下に本を敷いたりすることで三角形の頂点を作ります。そこから三角形になるように他のモノを配置します。それぞれのモノを離して三角形に置くのではなく、少し重なるようにして置くとまとまりが出ます。

均等に横に並べる

飾り棚
素材や形が揃っているモノや、似たようなものを飾りたい時は、均等に並べる飾り方がおすすめ。横長のスペースや奥行きが浅い棚などに飾るときに有効な方法です。重ならないようにリズムよく並べるのがコツ。

何かに載せて、まとめる

トレイにまとめて載せたキャンドル
飾るモノを何かに載せるテクニック。例えば本や箱、布、皿、カッティングボードなどの上にモノを載せます。何かの上に載せることで、視覚的にゾーニングされる効果があり、バラバラのモノが一つのかたまりに見えます。こうすることで、ディスプレイが引き締まります。

組み合わせる

飾り棚
さきほど紹介した「三角形を意識する」「均等に横に並べる」「何かに載せて、まとめる」の3つのテクニックを組み合わせてディスプレイをすることで、センス良く飾ることができます。このテクニックは広いスペースを飾る時におすすめです。組み合わせる場合には、飾りごとにまとまりをつくると上手くいきます。それぞれの飾りの間に余白をつくるとよりキレイに見えます。

本棚を飾るスペースとして活用

本棚
本棚に飾る場所をつくるのもおすすめです。いらない本を整理して、ところどころに空間を作ることで余裕が生まれて雰囲気が変わります。空いた部分にお気に入りのモノを飾ることで、本棚の印象が、変わります。「モノを減らして飾る場所をつくる。すると、そこに意識が向くことで部屋の空気がピシッと変わる感じがします。飾るとは、見るポイントをつくることです」。
ジャンル別に本を並べることが多いかもしれませんが、たとえば背表紙の色で分けるのもおすすめ。それだけで、本棚がオシャレにみえます。

飾りながら収納する

キッチン棚
「モノを置くときは『飾る』気持ちで置くのがいい」、とみつまさん。
目に見えるところはすべて飾っていると考えてモノを置くと空間が整います。収納に入りきらない、どうしても外に出しておく必要があるモノは、素材や色をまとめるとスッキリ見えます。
「例えば、出しておきたいキッチンツールは、入れ物を揃えるとまとまって見えます。だから出しておいても違和感のない入れ物を選んで買うようにしています。化粧品も出しておいて可愛いモノなら、出ていても気分がいいですよ」。
また、ガラスの花瓶もオシャレな収納として使えるのでおすすめ。化粧品をガラスの花瓶に入れると飾っているように見えます。
子どものモノは散らかりがちですが、ゲームはこのカゴに入るだけと決めたり、勉強道具は移動できるワゴンにまとめておくと、来客時にサッと移動できるので便利です。

取材協力
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Profile
みつまともこさん
ディスプレイデザイナー・インテリアスタイリスト。広告代理店を経て、株式会社サザビー(現株式会社サザビーリーグ)に入社。衣食住にまつわるブランドのウインドーディスプレイ、ショップデコレーション、撮影のスタイリングなどを手掛ける。独立後は、イベントやショップなどのディスプレイデザイン、雑誌、書籍などで家を飾ったり、快適にするためのアイデアを紹介している。

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