もっと!Happy Style

リビング・ダイニングをいつもキレイに保つコツ

リビング・ダイニングは、みんなが使う場所だから、家族のいろいろなモノが集まってきます。収納のプロ「ライフオーガナイザー®」の高山一子さんのリビング・ダイニングは、2人のお子さんがおられるにも関わらず、キレイに片づけられています。リビング・ダイニングをキレイに保つ方法をお聞きしました。

point
1. 一時保管ボックスで、テーブルの上はいつもキレイ
2. 誰でも収納場所がわかるラベリング
3. 「1階と2階を行ったり来たり」を減らす工夫

一時保管ボックスで、テーブルの上はいつもキレイ

高山さんのお宅のダイニングテーブルには、ほとんど何も置かれていません。「一次保管ボックスをつくっている」と高山さん。一時保管ボックスとは、郵便物やチラシなど、ついついテーブルの上に置きがちなものを保管する入れ物のこと。「置き場所を決めることで、テーブルに散らかることがありません。定期的に、中をチェックして、ファイリングしたり、破棄しています」

テーブルの上に置くのは、小さなゴミ箱。お子さんが食べた後のお菓子の袋などを捨てるためのものです。「ゴミ箱がないと、散らかしっぱなしに。使う場所に使うモノを置くことが基本。ゴミがあふれる場所に、ゴミ箱を置くことで、散らからりません」

 

 

 

ゲーム機も、出しっぱなしになるモノの一つです。テレビの横に専用ボックスを設けることで解消します。
「引き出しを収納場所にしたり、場所を変えてしまうと、片づけを後回しにして、途端に出しっぱなしになります。入れ方が適当でも、箱に入れることでゴチャゴチャ感はありません。使ったら必ず入れると決めています」

誰でも収納場所がわかるラベリング

リビング側の収納スペースは、リビングにあふれがちな家族のモノが入っています。引き出しには、何が入っているかをラベリングすることで、誰が見てもわかりやすくなります。「ラベリングは、見た目を考えて英語にしていますが、実は日本語表記もあるんですよ…」という通り、近づいて上から見ると日本語が見える仕組みに。「今は、子どもも英語が読めるようになりましたが、読めないと困るから…」と考えられた工夫です。

また、散らからない工夫として、家に帰ってきて、ついついテーブルやソファに置いてしまう小物にも、片づけ前の一時保管場所を作っています。「モノは直に置かない」と決めている高山さんは、外で使ったサングラスや時計の一時置き場もディスプレイとしてオシャレに見える工夫をしています。

「1階と2階を行ったり来たり」を減らす工夫

階段に置いているかわいいカゴは、洗濯物などの一時保管場所。高山さんのお住まいは、2階に洗面室があるので、1階で脱いだ服はいったんこの中へ。あちこちに置きっぱなしになるのを防ぎます。2階に上がるときにカゴを抱えて洗面室に。また、その日使ったカバンも同様に、中身をすべて出して階段に置き、2階に行くときに、クローゼットに戻せば、1階にカバンがたまることがありません。2階に持って行く必要があるけど、面倒だから、そこら辺に置いてしまい、散らかる…という悪循環を防ぎ、行ったり来たりの手間を減らせます。

 

――次回は、自分で考えて片づけられる子ども部屋についてご紹介します。

取材協力
プロフィール画像
Profile
高山一子さん
一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会 同協会認定講師、協会認定トレーナーとして活動するとともにワーキングマザーとしての経験を活かして個人宅を中心にオーガナイズ(整理収納)サービス、収納や片づけの各種セミナーの講師として活動。「株式会社SMART STORAGE」 HP:https://smartstorage.jp/